用語解説

オーバープリント

オーバープリントとは?


オーバープリントとは、他の色の版の上に色を乗せる処理のことを指します。
通常、紙媒体に印刷する際は、白い紙の上にインクを乗せます。他の色のインクの上に塗ると、どうしても下地の色の影響を受けますので、 基本的には、版を出す時に他の色と重なる部分は「抜き」を施し、全部の色が白い紙の上に印刷されるようにします。

オーバープリント 例えば、上図のようにマゼンタの上に黒い文字を印刷したい場合、通常であれば「Black」の文字が入る部分はマゼンタのインクを塗らず、白く残しますが、オーバープリント設定をすると、 マゼンタに塗った下地の上に黒インクを乗せることになります。

オーバープリントは版ズレに対して効果的


実際の印刷現場では、多少の版ズレは避けられません。そのとき、オーバープリントを指定していないと、下図のように「抜き」にした白い部分が露出し、目立ってしまいます。

版ズレ

こういった場合、オーバープリントを指定していれば、白い部分が出なくなるので、下地に影響されにくい、スミ(K100%)に対しては自動的にオーバープリントにて処理します。 逆に、もしオーバープリントを意図されていない場合は、スミ(K100%)を使わず、K99%にするか、CMYのうち、どれかを1%加えてオーバープリントを回避してください。
オーバープリント回避について、詳しくはこちらをご参照ください

オーバープリントの多用に注意!


とはいえ、何でもかんでもオーバープリントで処理をすると、下図のような意図した仕上がりと違ってくる可能性があります。

オーバープリントの多用に注意

オーバープリントは黒100%、もしくはリッチブラックなど、下地の色に影響されにくい色に限った方がよさそうです。


白のオーバープリントには要注意


パソコンを使ってデザインデータを作る場合、白のオブジェクトを簡単に作ることができますが、もともとオフセット印刷では白のインク、というのは使いませんので、 実際は白のインクを塗るのではなく、何も塗らずに紙の色(白)をそのまま出す、という形になります。もしこれを、オーバープリントの設定にしていた場合、 白いオブジェクト、というのは何もインクを塗らないので、下地の色だけがそのまま表示されます。ご注意ください。


白のオーバープリントには要注意


白のオーバープリントには要注意